合宿で普通自動二輪免許取ってみた

この記事は最終更新から3年以上経過しているため、内容が古くなっている可能性があります。

幼稚園の頃から「普通車」免許をずっと取りたいと思っていたのですが、18歳の今、一気に方向転換して、先に合宿で普通自動二輪免許を取ることにしました。

エンジン付きの乗り物が欲しい。でも車というと維持費が結構かかって金銭的に厳しい、でもバイクなら現実的、尚且バイクも実は興味ある。というのが二輪を先に選択した理由です。

どの教習所を選択したかはあえて自分の口からは言いません!w

レビューを見て、教官に関する嫌味が書かれていないところを選びました。ただ、「受付の人の態度が悪い」というレビューは結構見受けられました。

実際、自分の入所受付を担当した中年女性が無愛想で若干高圧的な感じだったので、「ああ、みんなこの人のこと言ってたんだな」とすぐに分かりました。

1日目

初日は入校式・適性検査・学科1というおなじみのアレです。

それが終わったら昼食を挟んでいきなり技能教習!

最初に教官から車輌についての説明があるのですが、スーフォアの4気筒のエンジンがアイドリングしただけで、音が良すぎて感動してしまいました。

引き起こしとかもありましたが、掴む場所さえ分かれば意外といける感じです。

そんでもっていよいよ跨って実際にエンジンをかけるわけです。

教官から軽く半クラやスロットルの握り方の説明があり、とりあえず10〜20mぐらいの間で、発進して停車というのをまずやりました。発進は一発でできましたが、停車時にクラッチレバーを放してしまうという初歩的なミスでいきなりエンスト。更に、停車時にバランスが崩れて立ちゴケなんてこともありました。普通に萎えました。教習所内のコースに出るまでに3回もコケました。

そして2時間目。いよいよコースで走行です。さっきの10〜20mであのザマだったのでどうなることかと思っていましたが、案外普通に走行できるものです。シフトチェンジもまだスムーズとは言い難いですが、シフトチェンジによるエンストなんかはありませんでした。

ただ、停車が下手すぎて不安になってしまいました。まず、停車しようとする時は走行中に予めシフトダウンさせておきます。まず、これを忘れてそのまま停車してしまうことが多い。そして、停車の際はクラッチを切った状態で停車します。これを忘れてエンストすることもありました。

シフトダウンもして、クラッチを切った状態で停車しても、ブレーキの加減がわからずに、綺麗に止まれずにそのままバランスを崩して立ちゴケなんていうことも2回ありました。もうこの時点で萎え萎えです。

ただ!コースを30km/hぐらいで周回するだけでも気持ちよかったです。コーナーを攻める、とまでは行きませんが外側に出ていかないように重心移動させたり、100mぐらいの直線をちょっと回して加速させて風を感じたりするのはとても感慨深いものがありました。だって、2時間前はバイクに乗ったこともなかった人が、こうやって普通に(?)にバイクに乗れてるわけですからね。

でもこれだけ基本動作がおぼつかないと自ずと卒検の事も考えてしまいます。

技能教習が終わったあとは2時間連続で学科教習。教官の話し方が眠くなるような話し方だったのでわざとか!?と思いましたが耐えました。てか教本にマーカーで印付けてるだけなんだけど大丈夫なんかな。

幸い、学科に関しては数ヶ月前に原付用ではありますが、問題集を読み込んでいたので知っていたのが多かったです。

そんなこんなで1日目終了。夜は別室の高校生とUNO!

2日目

朝7時起き。案外普通に寝れました。食堂が8時とか8時半からなのでぶっちゃけもっと遅く起きても大丈夫です。

今日は、1時間学科を受けてからの技能教習です。その後また学科を受けて、昼休みを挟んでまた技能。

昨日停車時に何度もコケたこともあって、昨日の夜に安定して停車する方法を調べまくりました。友人にも相談し、自己分析した結果、自分はリアブレーキを使えていないことがわかりました。

今までロードバイクに乗ってきたりしたせいか頭が完全に自転車脳なので、止まると言ったときにフットペダルではなくレバーの方に意識がいってしまうようです。

なのでブレーキングはリアブレーキを特に意識して行うようにしました。

停車前のシフトダウンも忘れずに行うようにしました。

あと、じわっと足を放してじわっと足をつけるというWB二宮さんのアドバイスも結構役に立ちました。発進時車体がふらつきがちですが、これをやると結構安定します。

他にも、「停車ギリギリでクラッチを切る」と言っているサイトが多かったのですが、実践してみたら普通にエンストしたので、あくまで教習所内だったら早めにクラッチを切るので丁度良いのかなと思いました。

前置きが長くなりましたが、本日の技能教習内容は一本橋とスラローム、8の字という定番中の定番の内容です。

一本橋は普通に7秒以上出せました。ただ、タイムを狙いすぎて逆に脱輪したことが1回ありました。あまり欲張らないのがポイントですね。

スラロームは2速でやるのが良いということでした。が、一時停止から発進、そしてすぐに最初のバンクさせる(=車体を傾ける)ポイントが来るのですが、そこまでに2速に入れるのがむずい。速度が低すぎてもエンストするし、かと言って速度を出すとパイロンに追突しそうで怖い。

感覚上難しいだけであってできるはできるのですが、1度、2速に入れたときに回転数めっちゃ下がってエンストしかけましたw

8の字は難なくできました。ただ、今回は2速で外周コース走ってきた流れでそのまま8の字コースに入っているので、例えば8の字コースに誰かいた場合、その場合はその人がコースアウトするのを待機してから1速発進して8の字コースに入っていきますから、その場合は難易度が上がります。(8の字コースの走行は2速での走行が推奨されているため)

とまあこんな感じで、「昨日よりはマシ」というのが本音です。立ちごけも停車時にふらついて1回。ただエンストは結構しました。「クラッチミートした」と思ってクラッチレバーを放したらまだクラッチミートしてなくてエンストとかもありました。ただこれは、発進時に2000rpmぐらいまで持っていってから半クラにすれば改善されそうです。アクセルの加減がまだ下手なので、急発進とかしたら怖いのでできてません。

あとは、シフトアップするときに、クラッチ切ってから、シフトペダルの下に足持ってきてってやってるのでシフトアップがスムーズじゃないのが課題です。

予めシフトペダルに足をつけてすぐに上げられる状態にしてからクラッチ切ったほうが良さげです。

あと敢えて上げるならアクセル開度の調節がまだ未熟なので不安定なのも課題です。

という感じで2日目終了。午後3時から一切教習が無かったしやけに眠かったので普通に昼寝しました。というか、約200kgもある車体を倒れないように支えるのに一苦労で、クラッチレバーが硬いのも相まって既に左腕の上腕二頭筋が筋肉痛です。

3日目

朝7時半起き。今日は食堂が休みなので朝食はカロリーメイトで済ませました。

食堂のご飯って意外と量あるから、少食の自分にとっては毎食きついんですよねw

今日は午前10時40分から技能教習だったのですが、緊張と寒さから、寮部屋にいるときから震えが止まらなかったです。エンストしないように、立ちゴケしないように、車体が暴走しないようにアクセルワーク意識して、と毎時間かなり神経すり減らして技能教習受けてるので、技能教習前に緊張するようになってしまいました。ひたすら深呼吸してました。

特にアクセルワークは、教習車であるスーフォア(CB400SF)は400cc4気筒ということで中型の中では最もパワーがありますから、スロットルがかなりシビアです。ほんの少し手元狂っただけで急発進してグワンと体が持ってかれますからとても怖いです。

例えばこれは今日の技能教習1回目を録音したものの一部分ですが、1分3秒で、発進しようとして少し回転数上げるつもりが、アクセル開けすぎて吹かしてしまっているのが分かります。その後すぐにリカバリーして発進できてるのは自分でも褒めたいところです。

そんでもって今日はクランクと坂道発進をやりました。坂道は最初いきなりエンストして萎えましたが、コツさえ掴めばまあなんとかできます。が、エンストしそうになったところをアクセル煽って回転数稼いでギリギリで発進してる感はあるのでまだまだです。クランクはクラッチをしっかり切れば余裕ですね。

一本橋・スラローム・坂道発進・クランクを自由に練習する時間もあったのですが、今まで1回もスラロームでコケたこと無かったのに攻めすぎてコケてしまいました。やはり欲張り過ぎは駄目なようです。一本橋も発進が不安定でそのまま脱輪したのが1回ありました。

後半の時間を使って卒検のコースを走ったのですが、バイクの操作で目一杯で一時停止無視してしまって教官に指摘されたのは萎えましたね。

悔しかったので卒検のコース暗記して一時停止ポイントなんかも暗記しました。そうしたら卒検のコース内に一時停止ポイントは2箇所しかありませんでした。思ってたより少ない。

卒検の課題であとやってないのは急制動のみですが、一応どこでやるのかは分かったので卒検のコースルートのイメージはできるようになりました。

今日やってみてわかった自分への課題は、

  • ウィンカーの出し消しを意識して行う
  • 一時停止無視と同じ感じで信号無視もやってしまいそうなのでちゃんと周りにも意識を配る
  • スラローム時のニーグリップを意識して行う
  • 発進がまだ不安定だから改善する
  • 発進後はすぐ2速に入れる

っていう感じです。

明日は効果測定終わらせないといけないのと、AT車とシミュレーターでの技能教習なのでスーフォアに乗りません!

4日目

本日はシミュレーターとAT車教習です。

シミュレーターはまんまこれです。急カーブや路面状況が悪い場合の車両の操作、急制動のシミュレーションを行いました。シミュレーターの中身はWindows XP Embeddedでした。

ATの教習車はSUZUKIのSKYWAVE400でした。単気筒なのでアクセルはCB400SFよりか扱いやすかったです。ていうかそれ以前にAT車なので発進・停止がめっちゃ楽。楽すぎて感動しました。

しかし、低速域はやはり扱いづらく、一本橋とかは普通に脱輪しましたし、クランクはパイロンに当たりました。(これはそもそも全長が長いからかも)

8の字はアクセルオフだと遅すぎてバランス崩しそうだったので少しアクセル開いて回転数上げて走行しました。

でも坂道発進とかは普通にできました。

そんなこんなで明日は1段階のみきわめ!

でも調べたところ普通に教習で教わったことできてれば滅多に落ちること無いらしいので気楽に行きます。

効果測定も1段階のやつ無事終わらせました。

5日目

今日は第1段階のみきわめとシミュレーター教習でした。

みきわめの内容としては、急制動を除いた卒検のコースを実際に走行する感じです。

教習は毎時間、自分と、寮の相部屋の人の生徒2名対教官1名で行われます。で今回のみきわめは、一番最初に慣らしがてら教官が先導して卒検コース1週、自分が先導して1週、もうひとりの生徒が先導して1週の計3週周りました。

コースは暗記してたので走行は問題ありませんでした。

反省すべき点があったと言えば、まずは坂道発進でエンストしたことです。

平坦で発進するときの癖で、少し進み始めてクラッチを完全に繋いでしまってエンスト。坂道では完全に動き出すまで半クラじゃないと駄目ですね。後ろに下がりそうだったらエンジンの回転数上げてカバーです。

次の反省点は、坂道発進を無事に終えて坂を下って一時停止するところでバランスを崩してそのまま右側にコケたことです。

踏ん張りましたが車重に耐えきれず倒れました。卒検だったら検定中止なのでめっちゃ気をつけないとやばいです。

でも今日挙げられる反省点はそのぐらいで、発進・シフトチェンジも前よりだいぶスムーズになったし、ウィンカーも意識して出したり消したりできるようになってます。ただウィンカー出した後の目視による後方確認等は忘れがちなのでこれも意識して行いたい所存です。

一本橋も8秒以上出せてますし(普通二輪は7秒以上ならOK)、スラロームもタイムは把握してませんが特にパイロンに接触することなどもなく通過。

で、第1段階のみきわめの結果は「良好」ということで無事第2段階に進めることになりました。(一応はんこボカしてます)

ただ明日から急制動が始まるのでそれが不安です。

怪我もそうですが、何よりたったの11mで停止できるのかなって感じです。

でもまあ自分のセンスを信じて臨もうと思います。

シミュレーターは実際に路上に出たときにどう走行するかのシミュレーションでした。1段階の学科の実践、的な。

6日目

もう2段階に入ったので今日は技能教習が3時間ありました。

1時間目は検定コースを走行する際にどこでウィンカーを出したりするのかの確認。

2時間目はいよいよ急制動!

ネットで調べていても怖い話が結構目に入ってきたのでどうなることかと思っていましたが、普通に停止できました。最初こそエンストさせてしまいましたが、2回目以降はそれもなく、転倒もなく。なんなら9m〜10mの場所で停止することも可能でした。

それにしても急制動で、ゼロ発進してから40km/hまで急加速させるのは楽しいですね。加速中のスーフォアの軽快な4気筒のエンジン音が心地良いです。

急制動にある程度馴れたら卒検コースの走行を練習してましたが、坂道発進で発進できたけどまっすぐ進まずにガードレールの方に行ってしまったことがあったので気をつけたいと思います。この場合は検定中止になってしまうんですかね。

3時間目は、状況判断?というのでしょうか。もし前を走っていた車(バイク)が急ブレーキをかけたらとっさに止まれるのか、みたいなのをシミュレーターではなく実際に走行しながら行うものです。それに加えて、反応時間(学科2段階で出てくるアレ)を実際に体感してみるというのもやりました。

指定場所で一時停止、教官の指示があったらそこから50mぐらい先にあるパイロンまで行き30km/hで侵入、パイロンを通過したところで教官がフラッグを使って、教官の左に捌けて通過するのか、右を通過するのか、はたまた停止するのかを示すのでその通りにします。

とまあこんな感じで、いよいよ技能教習も大詰め感が出てきました。

卒検コース1週した時に、教官にこれが卒検だったらどうか訊いてみましたが「いいんじゃない?」とのことでした。

まだ卒検までは時間数的に余裕があるのでこれからじっくり煮詰めていこうと思います。

そしてなんと、今日は技能教習3時間やって1回も立ちゴケしませんでした。

今まで1日1回は絶対にどこかでコケていたので大きな進歩と言えると思います。

停止直前にニーグリップするのが効いているのでしょうか?

もうスーフォアともだいぶ分かりあえるようになってきた感じがします。

 

7日目

本日は午前の応急救護に始まり、学科・技能と1時間も休みがありませんでした。合宿のスケジュール上では今日が一番忙しい日です。

逆に卒検前日である明日は、午後3時頃の技能教習を最後にその後は一切予定が入っていません。まるで嵐の前の静けさのようでなんか不穏です。(実際はその空き時間を使って2段階の効果測定を終わらせといてねっていう教習所側の意図な気がしますが)

昨日も言った通りもう2段階に進んでいるので技能教習は1日3時間あります。

技能教習1時間目はまた卒検コースの走行です。ウィンカーを出す場所の確認は前回やりましたが、今回は道路のどの部分をいつ走るのかや、後方確認の徹底、乗車・降車手順をやりました。この時間の教官は鼻につく物言いでなんか少しイラッとしましたね。本人は自覚無いようでしたが。

2時間目はシミュレーターです。シミュレーターだったんですけど、40分ぐらいはずっとバイク関連の雑談を教官として、残りの10分でシミュレーターで交差点を右左折しただけです。

3時間目は、追い越しされる側と追い越しする側を体験するっていうやつと卒検コースの走行。

前者はそのまんまで、例えば外周1週目は自分が一緒に教習受けてる人に追い越されて、そのまま2週目に行って今度は自分がその人を追い越してみるって感じです。

この3時間目で、卒検コースの走行2週目で一本橋で脱輪してしまいました。

はっきりとは覚えていないのですが、多分一本橋に前輪が乗ったらタイムを稼ぐためにクラッチを完全に切ってしまう癖があって、それで推進力を失って曲がってしまったという感じだと思います。

なので、一本橋乗ってからしばらくはクラッチつなげておいたほうが良いですね。

卒検で脱輪したら一発で検定中止だし、その卒検が2日後に控えているので今精神的に結構キテます。

というか教習2日目からここ1週間、精神的にかなり疲労してます。正直言うとさっさと帰宅したいです。

合宿免許(二輪)は、初めて訪れた土地・施設で、初めて会った人と生活しながら、初めて乗る乗り物の合格基準厳しめの卒業検定に1週間で合格しろとミッションを課されているようなものです。それに加えて1日多いときで4時間の学科教習と、効果測定もありますので結構ストレスです。

例えばこれが、知らない人同士での旅行に置き換えれば自分は全然OKなんですが、やっぱり「卒検がすぐにやって来る。合格しないと帰宅できない。」という重圧がすごいです。

卒検のプレッシャーからか、3日目に書いたような技能教習前の、緊張からなる体の震えが未だに治りません。

なんか暗い話になってしまったので今日の急制動の音声でも貼っておきます。

バイク乗り始めて1週間にしては結構綺麗にシフトチェンジできているのでは無いでしょうか?

一本橋での失態に関連してつらつらとネガティブな話が出てきましたが、今日も立ちゴケ・エンストが1回も無かったので、転倒で卒検中止になるという不安は払拭されてきました。が立ちゴケなんて意図しなくても起き得ることなので正直当日になってみないとわかりません。

と、一本橋もそうですが、前日までできていても突然ミスったりするのでそれがまた卒検の不安を募らせてしまう一因です。例えば昨日坂道発進でミスってますが、今日は普通にできました。

もう卒検の事で頭がいっぱいなのですぐに悪い方向に話が進んでしまいますねw

とりあえず、一本橋のコツの動画でも見まくろうと思います。

8日目

今日で技能教習、学科教習ともに最終日です。そして技能教習は2段階のみきわめ。

技能教習は今日は4時間ありました。

最初の2時間はまたシミュレーターで実際の道路を想定して走行するというもの。歩行者の飛び出し、他の車の急な幅寄せ等の危険予知が主な内容です。

3時間目は波状路の走行と、限界まで小回りしてみるという内容でした。

波状路は大型二輪を取得する際に走行する凸凹したコースなのですが、それを普通二輪の教習車(CB400SF)で走ってみようっていう内容です。立ち乗りで走行します。普通に走行できました。

限界まで小回りしてみるというのは、その名の通り、自分はどれぐらいキツイ角度までならバイクに乗りながら転回できるのか、というのを限界まで試してみるというものです。コツは2速に入れてクランクと同じ要領で、半クラを使うと綺麗に転回できます。

そしてここで問題発生。教習の終了間際に教官に効果測定はどうなってるのか訊かれたので、今日終わらせる旨を伝えるとなんと今日の15:30の卒検受付の締め時間までに2段階の効果測定全てに合格してないと卒検が申し込めないらしい。

15:20まで教習詰まってるし、空いてる時間といえば昼休みの1時間しかない。

効果測定5項目(1項目95問)中2項目は昨日のうちに合格判定を出しておいたので、残り3項目の効果測定で合格判定を出さないといけません。

1項目やるのに20分近くかかるので、1時間あったとしても全部一発で合格するのが必須条件。

とそんな状態のまま学科教習受けたのですが焦りすぎて全く内容が入ってこなかったですね。

だって今まで技能の方で散々焦ってたのにこんな凡ミスみたいなことで延泊になったら洒落にならないですからね。

で、昼休みになったので早速トライ。なんと1項目目をやり終わって不合格判定が出ました。詰みました。延泊確定です。

と思いましたが、ダメ元で受付に「効果測定は今日中に絶対合格させるから卒検の申込みだけ先にさせてくれないか」と訊くとあっさりOKが出ました。

この時はマジで救われた気がしました。

これでとりあえず効果測定はどうにかなったので、今自分の問題は「2段階のみきわめに合格すること」になりました。

2段階のみきわめの内容は卒検のコースをそのまま走行することです。クセのある教官だったのと、検定のつもりでやって、落ちたら教習もう1時間と言われたので焦りましたが普通に完走しました。見事2段階のみきわめ合格です。

みきわめ実施後は卒検コースを周回して練習しました。ただ、クランクでちょっと速度つけすぎてパイロンに当たりそうになったり、停車時に一瞬バランス崩したりとヒヤッとする瞬間は何度かあったので明日どうなるかなってところです。

ただ、立ちゴケやエンスト自体は今日も1回もありませんでしたので今の自分のポテンシャルを信じるしか無いです。

みきわめの後、効果測定を片付けてその後は何も予定が入っていなかったので教習所近くの駅に行ってみました。

日高屋、LAWSON、タリーズとかはくっついてましたが、駅前は何も無いですね。

歩いてる途中こんな道が出てきたのですが、こんなところで坂道発進する羽目にはなりたくないなとつくづく思うのでした。

というかこの7日間、教習所から出ても行く先は近くのスーパーぐらいだったので、このウォーキングは結構気分転換になりました。

ウォーキングだけでこれだけ気分転換になるのも6年ぶりぐらいな気がします。

 

9日目

今日はなんと卒検です。起きた瞬間から緊張がやばかったです。高校入試の5倍は緊張しましたし、多分ここまで緊張したのはこの18年間で初めてです。

緊張しすぎて朝飯も喉を通らなかったし(完食はしたけど)、緊張しすぎて若干気持ち悪かったです。

まず、車種問わず今日卒検を受ける人が一旦1つの場所に招集されて、合格発表は何時だとか、今日走行する卒検のコース(1コースと2コースがあって微妙にルートが違う)の発表などがありました。

その後は二輪なら二輪の待機所(二輪の事務室)に行き、コース走行上の注意事項などが細かく説明されます。不思議とこの時から極度の緊張はほぐれてきました。

二輪は今日は大型2人、普通2人の計4人が卒検を受けるという格好で、自分はこの4人の中で一番最後でした。

大型の2人の卒検を横目にプロテクターやビブス、ヘルメットなどの装備。待機中、初日の教習担当だった教官から「できることをイメージして、もう今はやるしかない」という有り難いお言葉を賜りました。

そしてやってきた自分の順番。ミラーの調節や後方確認等、乗車の手順も抜かりなく行っていきます。エンジン始動、1速にギアを入れて、ウィンカーON、後方確認、少しアクセル煽りながらクラッチ繋げていつものように発進。この時、発進しやすかったので教習車でアタリを引いたようで少しホッとしました。よく言われていることですが、教習車って車両によってスロットルのあそびやクラッチミートする場所などが全然違いますからね。適度なスロットルのあそび、遠すぎず近すぎずのクラッチの位置で助かりました。

コース走行は一本橋に差し掛かりました。7日目の失敗を活かし、しっかり車体が安定してからクラッチを切りました。一本橋のタイムは8.6秒だったので、もちろん減点無しで、合格基準+1.6秒なのでそれなりの成績を残せました。いや別にプラスだったからと言って加点があるわけではありませんが()

交差点での一時停止等もOK、一時停止の指示がないところでも一時停止して必要以上に左右確認してから発進しました。いくら一時停止しようが減点はありませんからね。一時停止せずに横から来ていた車などと衝突しそうになっては検定中止になってしまいます。

お次は踏切です。踏切の中でエンストしたら一発で検定中止です。なので踏切を通る時は、普段発進する時よりも若干回転数を上げて発進してました。これもパスできました。

次は8の字ですね。白線を踏んだりパイロンに接触したら検定中止です。

8の字の次はスラローム!

実を言うと今回このスラロームが一番ヒヤッとしました。2日目で言った発進してからのシフトアップはOK、で前半も順調にパイロンを通過してたのですが、中盤で少し外に膨らんでしまい、アクセルオフでエンブレかけて事なきを得ました。膨らんだままコースアウトしても検定中止ですからね。

スラロームは9秒台だったので、規定時間より1秒オーバーです。ただ、コースアウトして検定中止になるよりここで少し減点を食らったほうが圧倒的にマシです。

次は坂道発進。半クラやアクセルの煽り加減も上手くいって綺麗に発進できました。

その次はクランクです。クランクのコースに侵入する時に、対向車が来てたりすると一時停止しないといけないのでそうすると侵入速度の調節とかが難しくなってくるのですが、今日は対向車もいなくそのままコースインできたのでうまくいきました。

最後に急制動です。これはもう全く問題ありません。ちゃんと11m以内で安全に停止できました。

そして発着点に戻って、降車の手順を抜かりなくやって検定は終了です。

検定終了後に検定員の人から一言コメントを貰います。一時停止とか丁寧だけど、丁寧すぎるから裏を返せば交通の動きが悪くなるみたいなそんなコメントを貰いました。右左折があるたびに一時停止していたのでこういうコメントされるのは想定内でしたw

その後は、再度また朝の集合場所に行き、卒業式(?)です。

今日卒検を受けた人(車種問わず)は全員合格だったので合格発表とかはありませんでした。

冒頭で初心運転者期間中にどういう運転をしてはいけないみたいなビデオを視聴し、合格証書の受け取りや、免許センターに行く時に必要な書類、注意事項などの説明があって終わり。

もうこのスーフォアともお別れと思うと少し寂しいです

後は寮の鍵を返して、1週間の同居人と軽く別れの挨拶を交わして全て終了!!

10日目

卒検に合格しただけでは免許証は交付されません。埼玉県民であれば鴻巣の免許センターまで行って筆記試験を受け合格しなければなりません。よく「埼玉県の本免は難易度が高い」と囁かれていますが真偽の程はどうなのでしょうか。

学科の知識が頭から抜けないうちにということで、合宿から帰宅した翌日に免許センターに受験しに行きました。怒涛の朝4時起き!

念には念をということで埼玉県民には馴染み深いウルトラ教室に行くことにしました。俗に言う「裏校」っていうやつです。

午前7時頃鴻巣駅到着、東口から出てそのまま駅前にあるウルトラ教室で受付を済ませます。別棟のウルトラ教室に行くように言われるので、その通りにします。横断歩道渡って右手に見えるビルの3階です。

ビルの3階に入ると既に100人ほどすし詰め状態でズラーッと椅子に座っていました。このご時世なら絶対叩かれる光景なのですが、誰も喋ってないのでまあ許容範囲なんじゃないですかねw

天井から、試験問題とその解答を読み上げている音声が流れているイヤホンを取って自分の耳に装着するのですが、これがまたただのイヤホンじゃなくて強いて言うなら「カナル型ヘッドホン」みたいな感じで非常に耳に付けにくい。

で手元には読み上げられている試験問題が文字で書いてあるファイルとかもあります。

これを見た瞬間「見たことある問題文ばっかだな」と思いました。

これ実は、教習所で、学科の模擬試験などができるツールとして「MUSASHI」というのが提供されているのですが、そのMUSASHIで出てくる問題文と全く同じだったのです。ここで初めて、今までMUSASHIで解いてた問題が実は本免と全く同じ問題だったことに気づきます。(MUSASHIの類似ツールで満点様というのもありますがこれはどうか不明です)

なので、MUSASHIで問題解きまくった人は正味ウルトラ教室行く意味ほぼ無いです。強いて言うなら最後の15分ぐらいで行われるイラスト問題の解説ぐらいですかね、行く価値があると思うのは。

そんなこんなで免許センターの受付時間が近づいてきたのでウルトラ教室も終了。ウルトラ教室から免許センターまでバスで行く組と徒歩で行く組に分かれます。自分は最初バスで行くつもりでしたが、徒歩で行く人が結構いたので結局徒歩で向かいました。

免許センター入りして、入り口の左側で証紙購入待ちの行列がすごいことになってました。確かに行列はすごいけど、捌く速度も速いので案外すぐ証紙は買えます。

免許申請書類等は教習所が卒業時に準備してくれてるので特に用意するものはありませんでした。自分がやったのは、証紙を買って、教習所から貰った免許申請書に貼り付けて、二輪の受付窓口に提出しただけです。

受付をパスするとそのまま視力検査に流されます。視力検査もパスすると何階の第何教室で学科試験が行われるのか口頭で指示されるので、指定された教室に向かいます。

教室に入ると試験管が受付をしているので受験票を貰って指定場所に着席。試験が始まるまでの20分ぐらい勉強する時間がありました。

受付終了後は試験の注意事項等の説明が結構長めにあって、やっと試験開始。

150人ぐらい教室にいましたが、なんと50分最後まで教室に残ったのは自分含めてたったの4人だけ。

試験が終わったら30分後ぐらいに1階の電光掲示板で合格発表があります。

最初、普通二輪の所に「合格者はありません」の表示があって気が動転してしまったのですが、直後アナウンスがあって教習所卒業以外の人の結果だと知ってめちゃくちゃ安堵しました。

その後普通車の合格発表、次いで二種・二輪の発表っていう感じです。

結果は98点で合格でした!!2点何かしらで落としてるのですが、何で落としたのかとても気になります。

ここまで、みきわめも卒検も本免も全部一発合格なので純粋に嬉しかったですね。

合格者は一旦試験を受けた教室に戻りこの後の集合場所や時間などの案内を受け一旦解散。でも20分後ぐらいに集合だったのであんまり自由時間っていう感じではないです。

集合時間になると、今日免許センターで本免を受けた人たち(車種問わず)が一堂に会します。

今日は約500人受験して合格率は72%だったか78%だったかそれぐらいだった気がします。自分の前の席で本免受けてた彼は落ちてました。

そこで免許証発行手続きの手順等が説明されます。座ってる列ごとに移動して免許証交付手数料の支払いに行かされたり、写真撮影は並ぶだけで20〜30分ぐらい待たされたり、やり方は非効率っちゃ非効率ですが人数が多いので仕方ないですね。

写真撮影が終わったら、また先程の本免合格者の待機場所で待機。時間になると、公安委員会の人がやってきて、一人ずつ免許証が手渡しされます。

免許証を受け取った人から解散です。ここで午後3時半なので、もう鴻巣に降り立ってから8時間半経ってることになります。

何はともあれ一発で免許証交付まで漕ぎ着けられて良かったです。

また4時起きなんてしたくないですからね!

ちなみに、これで自分の普通自動二輪免許所持が確定したので、予め契約しておいたバイクの希望納車日をショップに連絡して、任意保険も契約しておきました。納車が楽しみ!

総評

今回の合宿免許は正直キツかったです。

途中でも同じようなこと書いてますが、「卒検に受からないと延泊になる」というプレッシャーが重すぎます。

1週間ずっと卒検のことしか考えていませんでした。

普通車の免許取得も合宿でやるかと訊かれたら間違いなくNOと答えます。

ただ、”上手く行けば”短期間で免許が取得できるという点は非常に素晴らしいと思います。現に所持免許なしだった自分が10日で免許証交付までいってますからね。

なので、合宿免許は、己の力を信じて卒検というプレッシャーに耐え切れる人に是非おすすめしたいです。

ちなみに教習所は感じの良い教官ばかりで良かったです。これに関しては当たりでした。例えば二輪の合宿免許で有名なカーア○デミー那○高原なんてレビューとか実体験の記事見てると散々なことしか書かれてないですからね。

なので合宿免許の際は、自分のためにもよーく教習所の評判を調べておくことをおすすめします。

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