現代ではクォーツ式時計が非常に多く出回っていて、機械式時計を目にする機会はあまりありません。かくいう自分もその1人で、機械式時計とクォーツ式時計の違いを理解したのも最近です。
そもそもなんで機械式時計に興味を持ったかの話なのですが、実はこの動画を観たからです。
サブマリーナの緑の文字盤がとても鮮やかで、興味を持ち調べていくうちに、機械式時計について知り、自分も一本欲しくなってしまいました。
AliExpressを漁っていると自分の好みのデザインの機械式腕時計が出てきました。しかも自動巻きで3000円程度…(リンク)
しかも新作なのか分かりませんが注文数がめっちゃ少ない。ほんの少しだけ注文をためらいましたが、普通に機械式時計欲しかったし、デザインも好みなので買ってみることにしました。
到着・開封
いつもの梱包で届きました。なんと今回注文から配達まで約3週間かかりました。シンガポールの国際交換局発送から一向に配送ステータスが更新されないので、紛失やスエズ運河の座礁を考えていましたが、国際eパケットライトはSAL便扱いだからスエズ運河関係ないしな…とか色々思案していたら届きました。
中身はこんな感じ。箱とかは無く、ビニール袋に入ってるだけです。
内容物は時計本体と、「BELUSHI 1988」の文字が刻まれた説明書だけです。
中には時刻設定の際の操作方法等が英語で記載されています。
時計本体は更にビニールでぐるぐる巻きにされています。
外観
これは後日撮影の写真ですが正面から見るとこんな感じ。文字盤に「LOUIEJUELEN」の文字がありますが、先程の説明書にあった「BELUSHI」はどこへ行ってしまったのでしょうか。
裏スケなので裏側からもムーブメントを覗くことが出来ます。自動巻きなのでローターがでっかく構えてますが、回りがあまり良くありません。そのせいか、自動巻きでもゼンマイは意外と緩んできますので半自動巻きという表現が正しいのかもしれません。シリアルナンバーも一応振ってあってこの個体はNO.5125みたいですね。そして「3ATM WATER RESISTANT」と刻印されているように、3気圧防水が付いていますので、日常生活で浴びる水滴やにわか雨に耐えられる程度の性能は有しています。実際どうかは知りません。
精度
機械式時計といえば精度。調べてみると、日差±20~30秒が許容範囲としている人が多いみたいですね。ROLEXの基準だと日差-4秒~+6秒以内みたいです。
さてこの3000円の安時計がどこまで太刀打ちできるのか。
まずこれは4月6日0時ちょうどの写真です。この時点で秒針は45秒の位置にいます。これを基準にして24時間後に秒針がどこにいるかで日差を求めます。
4月7日0時。秒針は45秒のちょい下にいます。ていうことは日差-0.5秒!?!?
ちょっと信じがたい結果なので3日目へ。
4月8日0時。秒針は31秒の位置にいます。ということは日差およそ-14秒でしょうか。
日によって精度にバラつきがありすぎるのが意味不明ですw
その後は日差-15秒程度で動いているような気がします。
音を聞いた限りこの時計のムーブメントは6振動で、今現在主流である8振動に比べると振動数が低いのでどうしても精度の面で劣るはずなのでまあ精度的には許容範囲な気がします。6振動のメリットは部品の摩耗が8振動よりも少ないことです。ですがこれは振動数が低いので当たり前のことですね。
あとがき
買ってよかった!の一言に尽きます。自動巻きじゃなかったり(?)、精度がちょっと低かったりするのは気になるところではありますが、Aliで安い物を買ってる時点でそんなもの百も承知です。逆に3000円でこれだけかっこよくてちゃんと動くならコスパめちゃくちゃ良いと思います。
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